こんにちは、flusです。
面接試験も終わり、あとは結果を待つだけとなりました。
面接当日の様子や質問などをまとめた記事は以下になります。
公務員試験当日から合格発表までは1ヶ月くらい平気で待たされるので、とても焦れったいですよね。
私は合格発表までの約1ヶ月間、気を紛らわせようとバイトのシフトを多く入れました。
それでもどうしても結果が気になってしまい、ちょっとした空き時間などに「面接 フラグ」などのワードで検索して一喜一憂していました。
とても無駄な時間に思えますが、今となってはいい思い出です。
運転免許みたいに結果が即日で発表されたらそれは嬉しいけど、逆に呆気なさすぎて喜びも半減してしまいそうですもんね。
合格発表
さて、10月の終わりに面接を受けて約1ヶ月。
面接試験結果の通知が書留で届きました。
郵便局員から受け取った薄っぺらい封筒は、3つ折りにしたA4サイズの用紙が数枚入るほどのサイズで「不合格」の文字が頭によぎりました。
ドキドキしながら封を開け、面接試験の結果についてと書いてある通知を見るとそこには
合格
の2文字が!
それを見た瞬間本当に嬉しくて、思わず叫んでしまいました(笑)
しかし喜びも束の間、不安が頭をよぎります。
「合格したけれども、採用されない可能性もあるのでは」
公務員試験は合格と採用が異なります。
すなわち公務員試験に合格しても、採用されない場合があるということ。
公務員として採用されるまでのプロセスは
- 人事委員会が行う採用試験(公務員試験)に合格する。
- 人事委員会は合格した者の名前を記載した採用候補者名簿を作成する。
- 採用候補者名簿に記載された者から、人事担当者が採用する者を選んでいく。
となっています。
そう、私が受け取った合格通知は上のプロセスのうち1と2を突破したことを通知するものに過ぎず、まだ採用されない可能性があるのです。
気になって夜も眠れない私は、合格発表から3日後、合格しても採用されない場合があるか人事に問い合わせてみたところ、
「合格した人は基本的に全員採用される」
との回答をいただきました。
科捜研の採用試験に限らず、行政や技術系の地方公務員の場合は
採用試験合格 = 採用
である場合がほとんどのようですね。
ただし、国家公務員の場合は人事院が行う採用試験に合格しても、その後に省庁や出先機関で行われる官庁訪問で落とされる場合があるので注意が必要です。
これをもって3ヶ月に渡る科捜研受験生活を終え、晴れて科捜研内定者になることができました。
※追記
科捜研の採用試験は一般的な公務員試験に当たる『競争試験』とは異なり、『選考採用』という区分で行われます。
選考採用とは、専門的な知識や技術、免許などが必要な職種に対して行われる採用試験です(各自治体で行われる獣医師や通訳の採用試験などもこれに該当)。また選考採用の場合、科捜研の採用試験は人事委員会ではなく警察本部が実施することになっています。
いずれにせよ筆記試験や面接などを経て採用者を決定するという過程は、一般的な公務員試験(競争試験)と同様であると考えて差し支えありません。
採用
面接試験合格後は採用手続きのため
- 履歴書
- 卒業証明書
- 住民票記載事項証明書
などを提出しました。
そして3月には採用通知書と辞令交付式の案内が届き、4月1日に行われた辞令交付式をもって科学捜査研究所所属の研究員として正式に採用されました。
おわりに
これをもって科捜研採用試験の受験記は終了です。
私が受験したのは科捜研の中でも工学という区分でしたが、筆記試験対策の根本的な部分や面接試験体験記などは法医や化学などの区分を受験する人にも参考になるかと思います。
また法医、化学といった倍率が高い科を受験するのであれば筆記試験対策がある程度必要ですが、工学、心理、文書といった受験者数が多くない科であれば1ヶ月の勉強で十分合格できます。
科捜研の募集を見つけた際は、少しでも気になったらとりあえず受験してみることをお勧めします。私も「受験料タダだし受けてみるか」くらいのとても軽い気持ちで応募しました。
筆記試験までの1ヶ月間はさすがに猛勉強しましたが笑
拙い文章にも関わらず最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
今後は科捜研採用試験対策の他に、科捜研の業務や科捜研職員の生活について書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
科捜研を目指すみなさんが少しでも楽に効率よく合格できますように。