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科捜研受験者の併願先

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科捜研受験者の併願先 採用試験対策

こんにちは、元科捜研職員のflusです。

今回は、科捜研受験者の併願先はどこが多いのか、全国の科捜研同期から聞いた話などを参考に紹介していきます。

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主な併願パターン

主な併願パターンを挙げると

  • 進学
  • 公務員のその他の職種を受験
  • 民間企業を受験

が一般的です。以下ではそれぞれを詳しくみていきます。

進学

大学院などへの進学先を確保しつつ科捜研を受験するパターンです。公務員試験対策と大学院入試の勉強をしつつ、募集があった都道府県に順次応募していきます。

学部4年生のときに受験して合格すれば、学部卒として働くことになります。修士(博士前期課程)一年のときに受験して合格すれば、大学院を中退して科捜研に入ります。

学部4年から修士修了まで受験し続けた場合、3年に渡って受験するチャンスがありあす。どの都道府県でいつ募集がかかるか事前に把握することは困難なので、単年で受験する場合、行きたい都道府県で募集が無いなんてことも十分にあります。働く都道府県に拘りがある人には良い併願方法と言えるでしょう。

また辞職などによる欠員の関係で、1年目で受験した都道府県が次の年や2年後に再募集をかける場合があります。その場合、その都道府県の筆記試験の傾向を把握できているので非常に有利に働くでしょう。

公務員のその他の職種を受験

国家総合職や国家一般職などの国家公務員を併願する人もいます。国家公務員の試験日程は地方上級(県庁や都道府県警察)の採用試験の日程と基本的に被ることはないのが利点です。

科捜研受験者が併願先とする国家公務員の機関は

  • 国家総合職の場合 科学警察研究所など
  • 国家一般職の場合 警察庁刑事局犯罪鑑識官付DNA型鑑定係員など

が多いです。

一方地方公務員では、都道府県庁や市役所の化学職・電気職・機械職・心理職などの技術職やその他の研究職員採用選考(工業試験場や都道府県の研究所など)を併願するパターンがあります。ただ、地方公務員を併願する場合、まれに試験日程が被ることがあるのが難点です。

民間企業を受験

民間企業を受けて内定をもらった後に、科捜研に応募するパターンです。

他県の同期のうち、民間企業を併願していた人の内定先としてはメーカーが主で、研究や開発、分析関係などの職種に就く予定だった人が多いです。

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どこに重きを置くかで考えよう

併願先を決める際、以下のどちらに重きを置いて就活をするのか優先順位を付けると良いと思います。

  • 公務員であることに重きを置く
  • 職種に重きを置く

公務員になることに重きを置く場合

他都道府県の科捜研に勤める同期には、このパターンが多くいました。すなわち、比較的難易度が低い公務員の技術職などを受験して内定をもらいつつ、科捜研の募集があれば受験して、科捜研に合格したら科捜研に行くというパターンです。

科捜研の採用試験で課される教養試験や専門試験などは、多くの公務員試験で共通の対策が可能です。そのため、科捜研の試験対策に費やした時間や労力をそのまま併願先の筆記試験に応用できる点はメリットと言えるでしょう。

職種に重きを置く場合

特に公務員になることに拘りがなく、研究や開発・分析などに従事していきたい人などは民間企業の研究・開発職などを受けて内定をもらいつつ、科捜研の募集があれば受験するというパターンが多いです。

公務員の研究職や科捜研に似た業務を行う技術系公務員は基本的に採用人数が少ないので、民間企業も視野に入れた方が望んだ職種に従事できる可能性が高まります。

科捜研の併願先として民間企業を考えたとき、民間企業の就活では様々な企業を受ける場合が多いので面接の回数をこなせるのがメリットですが、筆記試験対策に費やす時間が少なくなりがちな点はデメリットと言えるでしょう。

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まとめ

今回は科捜研受験者の併願先について、私の科捜研同期などのパターンを元に紹介していきました。公務員を併願するにせよ、民間企業を併願するにせよ、視野を広くし、科捜研に限らず様々な進路を考慮してみるのが良いと思います。

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