こんにちは、flusです。
この記事では、私が行なった科捜研採用試験の筆記試験対策のうち、教養試験の対策を紹介します。
前回の記事、科捜研採用試験受験記1【情報収集編】はこちらです。
教養試験対策で使った参考書
公務員の教養試験はとにかく範囲が広く、全てを網羅して対策するのは不可能と考えたため、勉強する教科を以下の分野に絞ることにしました。
- 数的処理
- 判断推理
- 自然科学のうち化学分野のみ
- 文章理解(英語、現代文)
数的処理と判断推理は教養試験の出題比率の4割ほどを占めるので、最重要科目です。
私は数的処理と判断推理どちらも『畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス』という参考書を使いました。
自然科学(化学のみ)と文章理解(英語、現代文)の対策はそれぞれ、『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 自然科学』と『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 文章理解・資料解釈』という過去問集を使いました。
国家から地方まで様々な自治体の問題が掲載されていてるので、公務員試験のイメージを掴むのにピッタリです。
社会科学や人文科学の分野を捨てたのは、私が理系でそれらの知識がほとんどなく、勉強時間に対するコストパフォーマンスが低いと感じたからです。
また、自然科学のうち化学しか対策をしなかったのは、物理学科出身で数学や物理には自身があったのと、専門試験の対策で補うことができると考えたためです。
生物系や化学系の人は、数的処理・判断推理・文章理解をしっかり勉強しつつ、自然科学の一部を対策すれば良いでしょう。
心理科や文書科などを目指している文系の人は、数的処理・判断推理・文章理解に加え、人文科学や社会科学などの中から自分が得意な分野を抑えれば大丈夫だと思います。
教養試験の勉強方法
文章理解は、英語や現代文を読むのが久しぶりだったため、はじめのうちはある程度時間をかけてしっかり読んで問題を解きました。
1週間ぐらいして文章を読むのに慣れてきてからは、速読を意識して問題を解いていきました。
自然科学(化学のみ)は過去問を解くというよりも、問題をサッと見て解説を流し見するという方法で大学受験の記憶を呼び起こしていきました。
数的処理や判断推理は、上記した参考書をやり始めるとすぐに難しい問題が結構あると感じました。
そこでまずは「PLAY!」(基本問題)だけを一周し、2週目からは1週目の範囲に加え頻出度が高い分野の「TRT!」(PLAY!の類題)も解くという方法をとりました。
教養試験の勉強量
筆記試験までの約1ヶ月間、ノルマとして以下の勉強を毎日やっていました。
- 数的処理または判断推理の参考書を2〜3分野
- 英語と現代文それぞれ2題ずつ
- 自然科学は寝る前の合間時間に少し(実際はほとんどできていない)
私が受けた県では専門試験に対する教養試験の比率が50%だったので、教養試験の対策はほどほどに(正答率6割目標)、残りの時間を専門試験の対策に費やすことにしました。
専門試験対策については次の記事にまとめました。
ご覧いただけると嬉しいです。