こんにちは、flusです。
今回は私がやった科捜研採用試験の面接対策について紹介します。
科捜研採用試験は筆記試験に焦点があたりがちですが、人物重視になっている今、面接試験は超重要です。
私は科捜研の中でも工学系の科を受験しましたが、ここで紹介する対策は法医や化学などの科にも共通するのでぜひ参考にしてください。
筆記試験当日の様子や試験内容については以下の記事をご覧ください。
面接試験当日までのスケジュール
9月に受けた2つの県(某県①と某県②としています)の筆記試験から約1ヶ月後、両県の合格発表がありました。
合格通知に書かれていた面接日程を確認すると、どちらの県も同じ日に面接が予定されていました。
まさかの面接日程被りということで、某県②の人事に別日程で面接できないか電話で問い合わせてみました。
結果は予想通り、「面接日程を個別にずらすことはできない」とのこと。
せっかく両県の筆記試験に受かったのに某県②の面接試験を辞退せざるを得なくなってしまいました。
チャンスが半減したことは残念でしたが、逆に後がなくなったことでしっかり対策して「残った県に絶対合格してやる」という気持ちになれました。
面接カードの記入
面接試験まで約2週間、面接対策に取りかかります。
筆記試験の合格通知とともにA4サイズ1枚の面接カードが同封されていて、面接当日に持参するように指示がありました。
私が受けた県の面接カードに記入する内容は氏名・住所・学歴・職歴のほか、
- 志望動機
- やってみたい仕事
- 長所と短所(具体的に)
- 他の試験の受験状況
の記入欄がありました。
私はすでに民間企業から内定を頂いていたため、「他の試験の試験状況」欄には正直に民間企業の内定状況を書きました。
たまに「他の試験を受けていることは書かないほうがいいのでは」と考える人がいますが、他の企業に内定していることを書いても問題なく受かっているので、特段不利になることはないと思います。
面接対策
面接対策でやることは、他の公務員試験や民間企業の面接と同じく、想定される質問に対する回答を考えておくことです。
まずは科捜研独自の想定質問があるかどうか把握するため、科捜研の面接試験を受けた人の情報を調べることにしました。
しかし私が受ける当時の段階では、ネットを隈なく調べてみてもほとんど情報はありませんでした。
自分が受ける試験の情報がないのはとても不安になります。不安を払拭し自信を持って本番に望むためにも、想定される質問を自分なりに洗い出し、回答を考えておくことからはじめました。
そこで、以下の対策を行いました。
- 面接カードに記載した内容を覚えておく
- よくある質問に対する答えを考えておく
- 受ける県の警察官採用試験の面接で頻出する質問を調べ答えを考えておく←オススメ
それぞれを詳しくみていきます。
1. 面接カードに記載した内容を把握
1に関してですが、公務員試験は面接試験前に事前に面接カード(面接表)というものを記入し提出します。面接本番では、面接官は手元の面接カードを参照しながら質問をしていきます。
面接カードに記載した内容はほぼ確実に面接で触れられるので、質問された際に答えられるようにしておきましょう。
また面接本番で発言する内容が事前に書いた面接カードの内容と矛盾していると、面接官は不信感を抱きます。
面接カードに記入した内容をある程度覚えておき、矛盾がないように回答しましょう。
2. よくある質問に対する回答を考えておく
2のよくある質問とは就活などで頻出する質問のことです。
これらの質問は公務員・民間企業どちらの面接でもほぼ必ず聞かれるので、回答を考えておいた方がいいでしょう。
具体的には
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと
- 研究内容(ゼミの内容)とそれが実世界にどのように応用されるか
- ストレス発散方法
- 長所、短所
- 転職の人は今の職場で成し遂げたこと
などです。
それぞれの回答を一字一句覚えるのは大変なので、私はキーワードのみ頭に入れて回答する際にそれらを繋ぎ合わせながら対応しました。
3. 受験する県の警察官面接試験を参考にする
科捜研採用試験は行政や警察官などと比べ受験者数が少ないことや合格者が少ないことからネットには情報がほぼありません。そこで、受ける県の警察官採用試験に頻出する質問を調べ、回答できるようにしておきました。
警察官の採用も科捜研職員の採用も、県警本部の人事が採用活動を行なっているので、基本的な採用基準などは警察官と概ね一致しているはずです。
実際に私が受けた面接試験でも、警察官採用試験の面接に頻出する質問と同じ質問をされたので、この対策はオススメです。
いざ、面接本番!
10月下旬の某日、少し不安が残るなか面接当日を迎えました。
面接当日の雰囲気、実際にされた質問などは次の記事にまとめたのでぜひご覧ください。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。