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科捜研への転職

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科捜研への転職 採用試験対策

こんにちは、元科捜研職員のflusです。

最近、行政や技術系の公務員試験のさまざまな自治体において、転職者向けの採用試験(経験者採用)が行われていて、民間企業や自治体経験者からの転職者を多く受け入れています。

ネットには行政職や技術職への転職を成功させた話は多く見られますが、科捜研に転職者として入所した人の話はほぼありません。

このサイトを見てくださっている方の中には、すでに社会人として働いているものの、将来的に科捜研への転職を目指している人もいると思います

そこでこの記事では、科捜研への転職を考えている人に向けて、科捜研へ転職するにはどのような試験に応募すれば良いのか科捜研では転職者をどの程度受け入れているのかなどを紹介していきます。

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科捜研に転職するには

結論からお話しすると、科捜研に転職する唯一の方法は、新卒と同じように各都道府県警察が実施する科捜研の採用試験に応募し合格することです。現段階において科捜研の採用試験は経験者採用という枠は無く、新卒と同じ採用試験に応募し、その中で合格を勝ち取る必要があります。

科捜研採用試験の応募資格として、主に

  • 募集区分に関連する学部学科出身
  • 一定年齢以下

の2つがあります。

転職者が注意しなければならないのは、2つ目の年齢制限でしょう。

多くの都道府県で、応募時の年度において30歳以下の人が応募可能という条件を採用していますが、最近では年齢制限が緩和される傾向にあります(大阪では34歳以下、長野では35歳以下など)。間口を広げて優秀な転職者を採用したいという狙いが伺えますね。

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科捜研に転職するのはどんな人?

ここからは、実際に科捜研に転職してくる人がどのくらいの割合でいて、前職で何をしていたのかを紹介します。

転職者の割合

私が所属していた県や全国の科捜研同期の新卒・転職区分を大まかに見たときの体感として、科捜研に既卒で入ってくる人の割合は3割程度といったところでしょうか。

転職者の前職

既卒や転職で科捜研に採用された人の前職として主なものは

  • 法医科 分析関係、食品メーカー、薬剤師など
  • 化学科 分析関係、化学メーカー、薬剤師など
  • 物理科 機械・電機メーカー、ソフトウェア、土木関係など
  • 文書・心理科 ソフトウェア、印刷関係など

です。上記したものはあくまで私の周りでの話なので、実際はもっと様々な業界から採用しているものと思われます。

誰もが知っているような大企業出身の人もいれば、中小企業出身の人もいます。おそらく多くの都道府県警は、新卒・既卒・前職の企業の知名度など関係なく、優秀そうであれば採用するというスタンスです。

20代後半や年齢制限ギリギリで入所する人も結構いるので、新卒で採用されなくても諦めずに年齢制限ギリギリまで受け続けてみても良いかもしれません。

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科捜研に転職する際の注意点

科捜研の採用試験は転職者にも新卒と同様にチャンスが与えられているのですが、転職者が科捜研への転職を決める際に注意しておいてほしい点がいくつかあります。

1. 出世が難しくなる場合がある

公務員(特に科捜研)の世界ではまだまだ年功序列の傾向が色濃く残るので、年齢制限ギリギリで入所すると出世が難しくなってしまうことが考えられます。ただ、出世してもしなくても給与はほとんど変わらないので、出世に興味ない方はむしろ良いのかもしれません。

2. 前職よりも給与が低くなる場合がある

科捜研に入所すると、まずは『研究員・技師』クラスからのスタートとなるので最初の数年間は給料が低い*です。昇任試験に合格するまでは我慢が必要かもしれません。

*転職者には前職での勤務年数に応じた分が給料に加算される(職歴加算)ので、新卒に比べたら給料は高くなります。

それでも科捜研は基本的に異動やノルマがないことや、長期的スパンで研究できる点など、他の企業にはない魅力が多くあります。社会人の方で少しでも科捜研に興味がある方は採用試験に応募してみてはいかがでしょうか。

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